司法書士試験：伊藤塾のプレ模試にチャレンジしました。

2021年度本試験では午後択一が13/35という惨憺たる結果だったので、試験直後の7月から午後科目を中心に勉強を進めてきました。具体的には「でるトコ」と「必出３３００」を繰り返すことです。そして先日（11月23日）、今年の3月の伊藤塾プレ模試の午後問題を解いてみました。3月の時点で午後科目の勉強が全く進んでいなかったので、やっても無駄だろうと放置してあったものです。結果は21/35で、合格レベルまではまだまだですが、本試験の頃からすると随分と進歩がありました。

7月から11月までの勉強
３３００は私にとって最強のテキスト
今後の勉強の進め方

7月から11月までの勉強

7月から11月まで取り組んだのは以下です。

でるトコ不動産登記法　７周
でるトコ会社法・商業登記法　７周
３３００不動産登記法　２周
３３００会社法・商業登記法　４周
３３００民訴・民執・民保　３周

ちなみに、でるトコ７周と記載していますが、２周目は１周目でできなかった問題のみ、３周目は２周目でもできなかった問題のみしかやってませんので、全部を通してやったのは２周のみです。３３００も上記の要領で、全部を通してやったのは１周のみです。同じ科目の問題集に短期間で繰り返し触れることで、細かい論点の整理ができたと感じます。

３３００は私にとって最強のテキスト

これまで勉強法を試行錯誤してきましたが、３３００は私にとって最強のテキストであると感じています。勉強方法は人によって様々であり、その人にあった方法を選択するのがとても重要だと思います。例えば遥か昔の大学受験時代日本史の勉強では、山川の教科書をひたすら繰り返し読む人と、一問一答をひたすらとく人がいました。私は断然後者でした。テキストを読むより、一問一答を繰り返したり、表を書いてビジュアルをそのまま頭に入れる勉強法が好きで、社会人になってから取得したいくつかの資格試験でもそのように勉強してきました。これまでの司法書士の勉強では試行錯誤の中で「テキストの読み込みが基本」との考えのもとテキスト中心でやろうとして挫折しました。１冊読み終えるのに1ヶ月近く要してしまい、かつ睡魔との戦いで読み終えても細かい論点は頭に入りませんでした。

その反省から今年の7月以降はでるトコを集中的に取り組みましたが７周やっても頭に入っていない問題が２−３割残りました。これらの論点を理解しようとオートマテキストの該当箇所へ戻るのですが、やはりそこで時間を要してしまいます。その時に出会ったのが３３００でした。３３００は左ページに一問一答形式の問題、右ページに重要論点が表形式でまとめられています。しかもそうした重要論点が４冊にまとめられており、かつ１冊のボリュームも３００ページ以下であるため、３−4日で１周回すことができます。ただし、右ページの解説は非常にコンパクトに記載されているので、ある程度の知識がないと理解できません。そうした点ではこれまで取り組んできたテキストの読み込みは必要なプロセスであったと思います。自分が得意だった勉強法を今更ながら思い出せてよかったと感じてます。

今後の勉強の進め方

年末までは３３００で残っている民法編を２周して、でるトコ４冊を１周するのが目標です。そして年明けから記述対策をメインにしていきたいと思いますが、記述対策については8-9月にオートマに取り組んで以降手をつけていません。記述対策をどのように進めるか思案中ですが、答練の受講も視野に効率的な勉強方法を考えていきたいと思います。

今年の本試験直前にでるトコ記載の論点さえも頭にきちんと入っていないことに気づき愕然としましたが、来年の本試験は少なくとも３３００とでるトコに掲載されている重要論点だけはしっかりと頭に入れて臨むことが今の目標です。

コロナが一旦落ち着いて国内外への出張の予定も少しずつ入ってきており、今後勉強時間の確保が難しくなる時期も出てくると思うので、やれるうちに少しでも前進して行きたいです。